貝塚クラブ 鬼マネの日記

貝塚クラブは千葉市若葉区のママさんバレーのチームです。 鬼マネは貝塚クラブに入部してもう25年くらい経ちまして、いつの間にかチーム最古参になっておりました。 ブログにはバレー以外に、鬼マネの日々のことや、千葉市の情報など、色んなことをツラツラ書いております。

家庭婦人連盟所属。

千葉市(1ブロック)のチームです。

ブログにはバレー以外に、千葉市の情報など、色んなことをツラツラ書いております。


鬼父の介護日記 Xデーまでの2週間

ケアマネさんからグループホームに空きが出たので、どうしましょうか?と連絡があったのが6月始めのことでした。
鬼マネが大泥棒にされて、実家に近寄れなくなってから半年近く経っていて、ケアマネさんやデイサービスの施設の方、ヘルパーさんからと、鬼母の日々の様子や変化の状況は逐一報告がきてましたが、ケアマネさんは鬼母に会っていて、前々から施設入所を検討されたほうがいいのでは?とは言われておりました。
貝塚長老会改めWBCのみんなからも、「グループホームがいいんじゃないか?」のアドバイスもあったのですが、鬼マネ自身はまだ迷っておりました。
それでも自分自身では鬼母を見てない状態での判断はできず、ケアマネさんは鬼マネの状態を心配してくれていたのだと思います。
鬼母は、人によって言うことが違ってたのですが、ケアマネさんには「ひとりで居たくないから施設に入りたい。どこか探して欲しい。」の発言を定期的に繰り返していたそうです。
鬼父の特養入所の話しもそうでしたが、鬼母のグループホーム入所の話しも、奇跡的なタイミングだと言われました。
どちらも入所を希望していても、タイミングが合わずに待っている人は多いそうです。
周りの話しからも、鬼母がこのままひとりで暮らすのは限界が近いと思い、鬼マネも決断することになりました。
まだ実家に行けている頃、鍋を焦がして部屋中焦げ臭くなっていたことがあったし、デイサービスも5月は休みがちだったと報告があったのも決断の決め手でした。

入所させたいと伝えてからは、またもや怒濤のスピードでの展開となりまして、入所日(Xデー)を6月30日に決めてからは更に怒濤の日々となったのでございます。

まずは施設の方が鬼母と面談して、受け入れできるかどうかを確認することになりました。
それで鬼母には施設に入ることを伝えることになるので、ここからがまた大騒ぎなんだろうなあというのは容易に予測できたのでございます。
面談の結果次第では入所できないことになるし、入所できることになっても、どうやって連れて行くか、拒否するんじゃないかとか、鬼母の親戚達にも伝えないといけないし、まあ頭が痛くなることだらけでございました。

面談の結果はOK。
鬼母もケアマネさんには乗り気な発言をしていたそうです。
ところが。
敵は鬼母だけにあらず。
親戚に伝えてからが事件の始まりだったのでございます。
鬼母は6人兄弟ですが、すでに3人が他界していますので、長崎の弟と鬼マネと同じ都賀に住んでる妹がおります。
妹の方はたびたび鬼母から電話で鬼マネの大泥棒な話しを聞かされていましたが、弟の方は電話で長々と聞かされることはあったり、お金がないから送って~とやられたりはしてたようです。
妹の方は何かあると速攻で鬼マネに電話してきて、スルーしていいよと言われるのを待ってた感じだったし、弟の方も後はよろしく、的な言葉しかなく。
まあ、鬼マネは一応娘なので、それでOKだったのですが、施設入所の話しが決まるまでは簡単に「施設に入れた方がいいんじゃない?」といってたくせに、いざとなったら言うわ、言うわ。
妹は鬼母と違って当たりは穏やかなのですが、言ってることはきっついのは「やっぱ姉妹なんだなあ。」と思ったものでございました。
で、この妹がまーやらかしてくれました。
施設入所が決まったことを伝えたら、「おととい会ったら普通だったのよ、まだはやいんじゃないかしら。」から始まって、「施設ってボランティアやったことあるからわかるけど、ひどいからねえ。」と、反対してるのか?な発言が続きました。
そもそもそれまではふたことめには「何かできることあったら何でも言ってね。亜咲子さんに任せっきりでごめんね。」と言ってたのですよ。
それを真に受けて、鬼母が入所するグループホームを見学したいと言ってるというので、妹に一緒に見学に行ってもらおうと思ってそれで電話したのです。
結局、穏やかに反対されて、見学も断られました。
(「見学に行けばいいところしか見せないだろうから行く意味がないでしょ。」と言われた。)
ここで気付けば良かったのですが、まだ協力的だと思い込んでた鬼マネは、入所の際に必要な保険証や預かっておきたい通帳や印鑑を、妹に預かってもらうことをお願いしたのでございます。
Xデーを鬼母に事前に伝えると、何を言い出すかわからないことはケアマネも鬼マネも鬼父の時に経験済みだったので、1週間前の24日までに伝えて、その後準備とかをさせようと綿密に計画してたのでございます。
で、24日に妹たちが最後の晩餐じゃないけど、みんなで食事しようと思うと言うので、それでお願いしたんですね。
1度は快諾したのですが、翌日電話来て、「姉妹で遺恨を残すことになるので、主人に止めなさいと言われた。」と。
ケアマネは今までの状況から「想定の範囲内だったので、逆に笑えます。」と言ってくれたのですが、鬼マネはここでやっと「はあ???」になりまして。
まあこの時散々みっちーや亜門にも、「最初からそうなると思ってたよ。今までだってずっとそうだった。」と言われたのですが、鬼マネは期待してた分、落胆が大きかった感じになりましたし、なんでそうならなかったのか、これでやっと腹が立ちました。
この頃のケアマネさんとのLINEを読み返すとしきりに鬼マネの気持ちが楽になるような内容を送ってくれてるので、多分鬼マネ自身が、精神的に追い詰められてたんだと思います。
で、入所に向けてのやり取りで、
「うちで姉を引き取ってもいいんじゃないかって夫が言ってる。」
そんなの絶対にあり得ないのに、こういうことを平気で言ってくるのが許せませんでした。
この発言でいい加減堪忍袋の緒が切れました。
「姉妹で遺恨を残すって言ってたけど、私は○○ちゃん(おばのこと)が私にしたこと、言ったことは忘れないから!」
最後は絶叫に近かったと思います。

この後、ヘルパーさんが訪問したら留守の連絡が続き、妹と一緒だろうと思ってLINEすると「電話してたみたいだったので、連絡してたと思いました。そういうことは私でなく姉に言って下さい。」と返してきたりして、完全に戦闘態勢。(笑)
ただ同時に送られてもいないLINEの返事を求められたり、内容を聞くと、既読がついてるじゃないかと繰り返されたり、唐突に親戚のお祝いを送れとかだったり、とにかくわさわさ振り回されました。
挙げ句がこれ。

都合が悪いと、「私じゃなく姉に聞いて下さい。」とやるくせにこれかいっ!と頭にきたので、電話しましたけど、「姉が亜咲子さんに聞くのは嫌がるから・・・。」と。
おめえはどっちサイドだったんだよっ!と思いましたけど、もう完全にエネミー(敵)でしたね。

Xデーを迎えるにあたって、私が当日連れていけないですから、みっちーと並木家のほうのおばさんに頼んで段取りしたり、ケアマネとも手順を確認したりとピリピリしてる時に妹の横から攻撃にはほんとに参りました。
で、更に。
鬼マネ、鬼母の電話は着拒しておりましたが、留守電は残せるということを知らなかったのでございます。
これが発覚したのがXデーの3日前。

この留守電、着拒を始めた年末から総数300件超え。
ずらっと並んだ画面に凍り付きました。まじで。
もちろん頭の中では火曜サスペンス劇場のテーマが鳴っておりました。
で、直近のメッセージは入所についての恨み辛み。
「絶対入らないからね。なんで私が。離婚するから慰謝料持って来いよ。1000万、いや500万でいい。」
「この詐欺師。そんなだから貧乏なのよ。」
「あんたみたいな女にだまされてあの人も気の毒だわ!」
「子供ならこんなことしないでしょ。冷たいよねーあんたは。」
3件分しか聞けなかったです。
これには完全にメンタルやられました。
正直怖くなりました。
ここまで無いことずっと考えて、私のことを恨みまくってる日々を過ごしてるんだなと。
この時はほんとに周りの方々に励まして頂いて、「あと3日。」「あと2日。」と送ってくれたLINEに「そうだ、あと2日だ。」「明日だ。」と、堪えることできました。

そしてXデー当日。
私は車でみっちーを送って、実家の近くで待機。
おばさんもそこで合流して鬼母のとこへ。
ケアマネさんは約束した13時には鬼母のところに行ってくれてて、3人とLINEで連絡取り合いながら、車が出てくるのを待ちました。
待つこと小1時間。
その間、「ダメだ。失敗だ。」と、心臓はバクバクするし、亡き鬼じじと鬼ばばに神頼みではなく仏頼みしてみたり、スマホに入れてある鬼マネの元気になるソングの坂本九の「上を向いてあるこう」かけまくったりしておりました。
ってか、まさに火曜サスペンス劇場で刑事が張り込みしてるのと同じ状況だよなあと苦笑しておりました。
でLINEが鳴り、
み:「今出る。」
お:「今出た。」
ケ:「今出ました。」
が同時に。
その時の写真がこれ。

この後鬼マネはおじさんの車の後ろを走り、計画通り、南署の前の直線道路で追い越し、施設に先回りし、駐車場で待機。
鬼母がみっちーに連れられて施設の中に入るのを見届けて、連絡を待ち、鬼母に見られないようにして施設内に潜入。
必要な書類や手続きを完了させた、という。(笑)
ちなみにグループホームはひとりひと部屋で、ベットとカーテンとエアコンくらいしかないので、後はこちらで用意が必要でございます。
それは17日にみっちーにニトリで買い物につきあってもらい、18日に鬼マネと亜門で搬入してありました。

鬼マネに取られたと言い張ってたケシミンも買って置いてきたりして。
せめてものいやみ。(爆)

で、この後、問題の妹は更に問題を起こして、鬼母から印鑑を預かった疑惑が浮上しております。
「姉から預かったので、姉に返します。」
と、言い張ってくれまして、もういい加減めんどくさいので、妹の息子に連絡取り、事情を伝えたところ、おじは2年前くらいから、妹もだいぶ認知症が進んできてると発覚。
今までの奇行もこれで合点がいったわけでございます。
1週間を期限に印鑑探してもらいましたが、結局発見できず。
でしょうね。
放置してずーっと探させようかと思いましたが、それは気の毒なので、終了といたしました。
認知症の人が探しまくっても、途中で何を探してたかわからなくなるだろうし、印鑑ケースはあったというので、多分どこかにあるんでしょう。
ただひと言だけ言わせて下さい。

お前もお前もクソババアだーっ!!

ああ、すっとした。(笑)

でも、鬼母の件に関しては、人の優しさに存分に触れることになりまして、本当にいろんな人に支えてもらって、励ましてもらったのでございます。
何度も泣きましたが、もうそれもいい思い出になりつつありますし、今回こうやって書けるようになったのも、自分で自分が落ち着いてきたんだなと確認できております。

火曜サスペンス劇場シリーズは、思い出したらまた書きますし、Xデーまでに思いがけない人から声かけてもらったお話しもございますので、書いていこうと思います。

あー、なんか落ち着いたついでにもう1回言ってもいいですか?

クソババアーっ!!