貝塚クラブ 鬼マネの日記

貝塚クラブは千葉市若葉区のママさんバレーのチームです。 鬼マネは貝塚クラブに入部してもう25年くらい経ちまして、いつの間にかチーム最古参になっておりました。 ブログにはバレー以外に、鬼マネの日々のことや、千葉市の情報など、色んなことをツラツラ書いております。

家庭婦人連盟所属。

千葉市(1ブロック)のチームです。

ブログにはバレー以外に、千葉市の情報など、色んなことをツラツラ書いております。


離婚日記 鬼マネシングルマザーへの日々 vol.2

事件勃発からの日々の続きから1回目の調停、興信所の調査

■2004.1.11 決心(日記より)

昨日Iさんに電話した。
夕方、今日のことで母さんと電話で話している時に、父が私が元気がないと言ってたのを聞いたからだ。
もう、人が見ても私の様子はおかしいらしい。
自分ではなんとかなってるつもりでも、限界が近い。
それなら、覚悟を決めなくてはと思った。
私が迷っていたら、何も決らない。
今後の生活を助けてもらう人たちも納得できる方法は、私の決心ひとつだと思った。

Iさんは、殿は覚悟の上だろうと言った。
仕事上のことも、何もかも、わかった上でのことだろうと。
修復は不可能だと言った。
もう私もこの不安な生活から解放されたい。
殿は変わってしまったのだ。
私に優しく接することはもうあり得ないと思う。
同じ事を繰り返せばいい。
そして落ちぶれていけばいい。

泣いた。
我慢してた分、きっちり泣いた。
父にも母さんにも、もういいと伝えた。
後は殿の誠意をきっちり見せてもらうことだけだ。
そして最後に相手の女と対決してやる。

今日、全てが決ると思う。
昨日今までの家計簿をつけて、もっと覚悟がついた。
私は何も悪くなかった。
これで殿が私を責める要素はなくなった。
後は裁判だ。

■2004.1.11 双方の両親を交えて話し合い

彼が両親を連れて帰宅、鬼父と鬼母、6人で話し合いとなった。
彼は離婚の理由を、やはり私への不満と説明し、母親同志でバトルになった。
そもそも話し合いしても、鬼マネ家では浮気の事実を確認していて、その上で話し合いしているのに対して、彼の両親はその事実があることも知らないし、彼も鬼マネ達が何を知っているかも知らないので、話し合いがかみ合うわけもなく。
(彼の両親は、ひどい夫婦けんかだと思っていた。)
結局、彼が不満として挙げていることの釈明をするしかなく、彼の両親のペースにのせられて、和解することになった。
全員で食事に行って、乾杯までする茶番。
そこで酔ったお義父さんには、「今度こんなことしたらお前をぶっ飛ばしてやる。」と言われて、もうちょっとでキレそうになった。
しかも私の両親が事実を水に流す覚悟をして、彼の両親に「これからもよろしくお願いします。」と頭を下げたのを見て、本当に申し訳ないと思った。
ただこの時彼は和解するように見せていたけれど、鬼マネは安心はしていなかった。
「多分まだ何かあるだろう。」と、雰囲気でわかったので、予感は的中したことになる。

■2004.1.15 再度離婚の申し出

小鬼が幼稚園に行っている時間に、彼が突然帰宅。
今度は私への不満ではなく、「とにかく別れてくれ。」と懇願された。(懇願と言うのは泣かれたから。)
理由を聞いても、別れない方向で考えてみようと言っても、「とにかく全てに疲れた。」と繰り返された。
しばらく話してもまたも平行線だった。
本当のことを言えばいいのにと思った。
あまりに様子がおかしいので、心配したのだけど、帰り際、ちらっと鬼マネの方を見て、薄笑いしたので嫌な予感がした。
この時の彼の一瞬の表情は、ずっと記憶に残ったし、全てを物語ることになった。

■2004.1.16 彼からの宣戦布告

翌日彼から電話。
「昨日家裁に調停の申し立てしてきたから、そのうち連絡があると思う。」
まだ何かしてくるだろうとは思っていたけれど、そう来たかという感じだった。
こちらに非はないとわかっていながらも、さすがにうろたえた。
同時に彼の決心がわかったので、鬼マネも覚悟を決めた。

■2004.1.20 決戦は金曜日(日記より)

17日(土)の夜早めに帰宅。
日曜日も1日家にいた。
家捜しするのかと思ったのに、それもせず、洗車に励んでいたらしい。
みっちーと約束したからと帰宅して、子供にだけはいい顔をしようとしている。
何もなかったかのような時間と空間。
息が詰まった。
S子ともあまりいい状態ではないのか、メールには 「そんなに悲観的にならないで。」だの「前向きにいこうよ。」だの励ましの言葉が並んでいた。
うちで和もうとしているのなら、甘すぎる。
これを壊そうとしているのは自分だと、考えてもいないくせに。
ハガキからS子のフルネームと自宅の住所がわかった。
23日に会いたいとメールにあったので、張り込むことにした。
私はどんな気持ちで見れるだろうか。
多分、他人事のように静かに見てしまうだろう。

あまりに色々こちらでわかってしまうので、母さんが却って不審に思い始めたらしい。
私もハメられてるのでは?と思ったりしている。
本命が他にいるのか。
それとも早く私にバレて欲しいと思っているのか。
何かあるかもしれない。
何もないかもしれない。
23日、全ての結論が出てしまったら、呆気なさ過ぎる。

昨日面接に行ってきた。
22日から働くことになった。
パートの給料と養育費と母子手当てで、まあまあの暮らしができることがわかった。
気持ちが離婚に向いて行っている。
私も自分の人生をやり直す夢を見始めた。
簡単な幕切れにだけはならないで欲しいと思う。

■2004.1.21 気分転換(日記より)

今日は朝からバレーの審判講習会だった。
明日からは仕事も始まる。
いつも通りの生活をしているのに、今は気分転換になる。
ももの存在も、ばななの存在も、小鬼やみっちーと一緒にいることも。
ひとりだったらと思うとぞっとする。
多分冷静でいられるのは、周りに誰かいるからだと思う。

明日から仕事。
半日でも何かをしていることで、気が紛れるんだろう。
今日はジュニアのOコーチからメールが着てた。
私の話しを聞いて、日毎に何か考えては心配になってしまうらしい。
普通に暮らすほとんどの人が、他人事でしか聞けなかった離婚の現状。
私はそんなにひどい状況なのだとは、イマイチわかっていないのかもしれない。

■2004.1.22 はじめの一歩(日記より)

今日から仕事が始まった。
9時から2時まで。
働くことはキライじゃないと、今日久しぶりに感じた。
だいいち気が紛れる。
思いつめているわけではなくても、ふっとすると考えてしまう。

母さんが明日のことで疑っているらしい。
私もワナじゃないかと思う。
その不安は消せないけれど、私が尾行していることを知ったところで、殿とS子が進展するわけじゃない。
隠そうとしても、長引かせれば無理がくる。
これだけ急かしているのに、尾行がわかって警戒することに、何の意味もない。
2人とも無責任。
私ならどうするだろうと考えてみる。
でも私には結婚することにどれほどの意味があるのかわからなくなっているし、そこまでして結婚したいと思う30歳過ぎた崖っぷちの女の気持ちなんかわかるわけがない。

勝手な考え方する人なんてヤマほど居るんだなと思う。
もしS子に子供ができているとして、その子が小鬼と同じ年になった時、何を思うのかを考えてみて欲しいと思う。
私から殿を奪うのは簡単だ。
子供がいなければとっくに離婚してた。

調停の呼び出しが今日着た。
携帯の通話通知も今日きた。
これがワナだとしても、私にはもうどうでもいい。
後は償いだけしてくれれば。
幸せにはさせない。
こんなことをして、幸せになるのなんてあり得ない。

■2004.1.23 張り込みその1(日記より)

午後4時頃千葉を出発。暗くなる前に到着。
マンションはすぐに見つかった。
殿の新しい会社からは、ほんとに目と鼻の先。
明るいうちに周りの下見をして、マンションの外観などの写真を撮った。
入り口はオートロックではなかった。
その後作戦を練るが、マンション前の道路が一方通行で道幅が狭く、往来も激しいので、前につけることはできず、結局裏のお寺に頼んで駐車場を貸してもらった。
マンションの2件隣の喫茶店は、夜8時に閉店。
マンションの前の酒屋は5時頃閉店した。
マンションの2階のレストランは、帰るまで開いていたので、深夜まで営業しているらしい。
1階の小料理屋も夜からの営業。ここで食事することもあるかも。
でも、裏のお寺の車を停めさせてもらった位置からだとエレベーターで上がられてしまうと、写真も確認もできないことに気付き、結局二手に分かれて、マンション前と駐車場で待つことに。

■2004.1.24 張り込みその2(日記より)

2~30分後、角から車が曲がって通りに入ってくるのが見えた。
殿とS子は車で2人で帰ってきた。
車は通りに路上駐車。
その後部屋の電気はついたが5分くらいで消えたのでまた私は前に回って待ったがすぐには出てこなかった。

1階の小料理屋で食事しているのかとも思ったが、不明。
20分位して殿だけ出てきて、車でO方面へ直進してしまった。
殿が出た後、犬の散歩に出た女性がいたがそれがS子だとはわからない。
部屋に電話をしたが、留守電消灯のまま。
5~10分後、私がそのままマンション前で待っていると殿が車で戻ってきた。
この時顔を見られたかもしれない。
とっさに後ろの階段から上へ上がって逃げたら、その建物は裏へ抜けられる作りになっていて、殿の会社へ抜けた。
ここからマンションへ来ることもできるので注意だ。
私が隠れて逃げている間約5分位。
その間に殿も車も消えてしまってS子も部屋には戻らなかった。
2人で出かけたらしい。
行動に不可解さはあるが週末だし旅行にでも行ったのでは?
携帯の電話帳にあったS子ママの電話番号も気になる。
S子の実家へも行ったりしているのだろうか。
車を路駐させたのも、最初から出かけるつもりだったのだろう。
ばれていれば携帯にでも電話があると思ったがなし。
最初に写真を撮れた時も、警戒しているようなそぶりは全くなかった。

■2004.1.26 裸族的思考(日記より)

昨日思いついてお義母さんに電話した。
調停になったことを伝えると、やっと驚いてくれた。
泣いておかしかったと話してから、結局何も聞いてなかったし、深刻には考えてくれていなかったらしい。
だいいち1週間実家へ帰っているのに、こっちへいつ帰るかとか、何も言わないでいたことも不思議だ。
全く、いつもこの調子で困る。
こっちの状況がわかったら、そんなにのん気にしてられないだろうに。

お義母さんは相変わらず、殿が私に対して不満があって、だから離婚だと騒いでいると思っている。
人の言葉のその裏や奥を読もうとしないのは性格だろうし、そういう親だから、ああいう子供に育ったんだ。
しかもバカだから、殿が言ってることがどんなに非常識かも考えていない。
次はキレてやる。

殿は24日の土曜日の晩以外は、実家へ深夜になっても戻っていると言う。
張り込んだ金曜の晩も3時頃帰ったらしい。
それが何を意味するか、だんだんわかってきた気がした。
もうS子のところにも行けなくなっているんだ。

40年会で話して、殿が行き止まりは近いということになったので、調停不成立まで放っておくことにした。
その後、殿がどう出てくるか、待ってきてからでも遅くないということ。
父と同じ意見になった。
まあ、いいや。ここまできたら腹すえて待つことにしよう。

■2004.1.29 相変わらず。(日記より)

昨日殿から電話。
振込の金額が違っていたので、再度振り込めと言われた。
ガソリン代として、今まで使っていた分はよこせと言われた。(1万円)
給料が下がっていると言っていたが、実際には先月と同じ。
会社に確認してくれと言っても、断られた。
家計簿から捻出できそうな箇所をガソリン代だと見つけたことなどから、経理に頼んで2箇所に分けて振り込ませるなどの裏ワザは考えていると思われる。
小鬼の父親参観へ来るように言ったが、断られた。
会議を理由にしたが、幼稚園の父親参観が午前中の早い時間にあることを知らなかったというのも、今まで育児に参加していなかったことを裏付けている。
保険証を送るように言われたが、その間の心配をしたら、知らないと面倒がられた。
車を持っていってしまっても、子供たちの送り迎えなどの心配もしないし、私のことは責められないと思う。
テレビの音がしたので、『今』どこに居るか聞いたら、実家だと即答し、会社だと言い直していた。
殿の即答は、ウソの裏返しだ。

■2004.2.4 小鬼発熱(日記より)

この問題が起きてから小鬼が初めて熱を出した。
たまたま今日、父が買った軽自動車が来たので、ほんとに助かった。
同じクラスの子供だけで14人もダウンしているそうだ。
みっちーが保育園の頃、病気になっている子供を連れてくるのだけはやめてくれ!と思ったのを思い出した。 午後いちで行ったのに、5時までかかった。
点滴して座薬入れて、インフルエンザの検査して4千円。
医療費の高さにちょっと不安を覚えた。

事務局長が占い師のMさんに電話をしてくれたそうだ。
やはり私たちは離婚する事になるだろうと言っていたらしい。
私が元々白黒はっきりさせないと気がすまない星に生まれてきているからだそうだ。
殿がいっぱいいっぱいだと言う事、親や友達に恵まれていると言う事、向こうの家族はあてにならないということ、全て私が考えて感じてた通りだった。
そして。
父が今必死なのは、私が思春期の時に苦労をかけたことへの償いの気持ちが強い、というのを聞いて、泣きそうになった。
本当に父は一生懸命になってて、そして必死で支えてくれている。

今日車の中で職場の話しをしながら、父が笑っているのを久しぶりに見た気がした。
子供の時から、こんな風に父が笑って私の話しを聞いてくれることがうれしかったし、そのために一生懸命だった。

引っ越すなら西だと言ってた。
狭くても便利なところに引っ越すだろうって。
1年くらいでこの話しは私が終らせるとも言っていたらしい。
ちょっと未来が楽しみになってきた。

■2004.2.9 精神科へ

最初の調停が決ったので、いろいろ準備を始めた。
ネットの離婚をテーマにしたサイトなどを読みまくり、掲示板などで相談したりして、あの手この手を考えた。
鬼マネの場合、精神的にダメージを受けて日常生活に支障が出るようなところまではいかなかったけれど、相談している人の中には、精神科などで治療を受けている人も多く、それを調停や裁判に使える(言い方は悪いけど)と聞き、不眠症円形脱毛症で診断書をもらうことにした。
ネットで聞いた時は、医者は診断書ならすぐに書いてくれると聞いたのに、そんなことはなく。
まあこの時は、鬼マネの対応にも問題あったと思われ。
最初の症状などの応答で、「眠れますか?」と聞かれたので「眠れません。」と答えるといきなり「では安定剤を出しましょう。」ときたので、おもいっきり警戒してしまいまして、「薬はいらないので診断書を下さい。」と言ってしまったのです。
そこからは円形ハゲのことも彼とのことが原因だと言っても、「以前からできていたらなら精神的なことではないかもしれないので、皮膚科で治療してからにしましょう。」とうまく追い払われてしまいました。
その後皮膚科にも行きましたが、鬼マネの中ではもう診断書を使おうという気持ちはなくなってしまったので、その後は治療には通ってません。

診断書などは、精神的なダメージをどれだけ受けたかという目的で主に使われるみたいです。
慰謝料の交渉や離婚後の生活費など、精神科で治療しているので働けないとかそういうことみたいです。
鬼マネは嘘をついてまで自分が弱っていると主張するのはイヤだったし、そのことを理由に子供たちの親権のことでもめることになると嫌だったので、精神的なダメージを受けたなどとは一切言いませんでした。

ちなみに未だ円形ハゲは治ってません。
ハゲについて少し話せば、離婚騒動が始まってから新規のハゲはできませんでした。
それ以前は、彼が帰宅すると、その翌日くらいには新しいのができてたという状態で、自分でもおかしいというのはわかってましたが、思い悩んでしまうと悪化すると思ったので、彼の帰宅と新規のハゲができることを結びつけないようにしてました。

■2004.2.10 T弁護士に相談(2回目)

最初の調停を前に、1ヶ月ぶりにT弁護士に相談する。
前回は彼から離婚を切り出されてすぐだったので、精神的にも参ってた状態で、自分の気持ちもはっきり言えなかったし、とにかく泣きっぱなしで会話のできる状態ではなかったことを思い出した。
今回は1ヶ月間の彼の行動や、鬼マネたちの今までの生活などを書面でまとめて、順を追って話しができるようにしておいた。

T弁護士と確認したことは、
・離婚はしないという前提で話しを進め、彼の出方を見てみようということ。
・興信所に依頼し、彼の不貞(法律上では不倫とは言わず、不貞と言うんですね。)の証拠を取る。

T弁護士から信頼できる興信所を紹介してもらった。

■2004.2.20 調停(1回目)

調停は本人が必ず出頭しなければいけないというものではないそうです。
強制力はないので、決められた日に欠席したり、急用で日を改めてもらこともできるし、中には意図的に欠席を続け、不成立に持ち込もうとする人もいるそうです。
鬼マネの場合も、一方的に離婚を言い出されているし、鬼マネには離婚する気はないことになっていたので、調停を回避して欠席を続け、調停不成立に持ち込むという作戦もできなくはありませんでした。
特に1回目の調停は、申立人(彼)と裁判所の都合だけで決められた期日だったので、欠席しても何も問題はなかったそうです。(欠席してもちゃんと理由があれば、不利になったりすることはありません。)
でも鬼マネは、1回目は行こうと決めていたので、ひとりで行きました。
千葉家裁の建物は、知ってはいましたが、入ったことはありませんでした。
ちょっと、いや、かなり緊張して、指定された部屋に向かいました。
部屋の入り口には、『申立人控え室』『相手方控え室』という札がついていて、鬼マネは『相手方控え室』で待つように言われてありました。
なんだか犯罪者にでもなったような気持ちがして、なんとも居心地の悪い待ち時間でした。

指定された時間を5分くらい過ぎて、調停員の人が来ましたが、「もう少しお待ち下さい。」とだけ。
後にわかりましたが、双方が同席を認めない限り、調停はかわりばんこに話しをするのですね。(笑)
この日は初日だったので、まずは彼の方が部屋に入っていて、自分の言い分や気持ちなどを調停員に話してたってことだったんですな。
30分くらいしてやっと鬼マネが呼ばれました。
部屋に入ると、とても爽やかな笑顔の男性の調停員と、やはり笑顔の女性の調停員が待っておりました。
でもこの日、鬼マネは1回も笑顔は見せなかったと思いますし、かなり冷静な態度だったと思います。

余談ですが、調停は、1回目に担当した調停員が最後まで担当します。
申立人(彼)は、調停員を変更することができますが、相手方(鬼マネ)から変更はできません。
また、曜日(鬼マネたちの場合は金曜日)も最後まで同じです。
これは各事件に担当する裁判官がつくからで、(実際には調停の席に同席はしませんが)家裁側は調停員2名と裁判官1名がセットになってるってことなんですね。

部屋に入るとすぐに調停員から彼の言い分を聞かされました。
彼は鬼マネへの不満が募り、離婚を決心したと言ったそうです。
その理由として、
・今の家から都内へは通いきれない。
・夜中(2時3時)に帰っても家族はみんな寝ていて、家庭の温かみを感じられない。
・こずかいが足りない。
・車検を始め、家のことを鬼マネが相談もなく全部勝手に決め、夫としてないがしろにされている。
ということでした。
この理由のひとつひとつは2人で話したときも、双方の両親を交えて話したときも同じことを言っていたので、調停の場で聞いても怒ったりはしませんでしたし、調停員の言うのをせっせとメモしたりしてたので、鬼マネの印象は悪かったようです。
普通なら興奮したり、泣いたり、相手を罵ったりするのだそうで、鬼マネの態度は、彼の言葉以上に『きつくて怖い鬼嫁』と写ったらしいです。
鬼マネへの質問に、「結婚式の時は奥様が全部仕切ったんですか?」と言うのがあって、思わず「はあ?」と聞き返してしまったのですが、要するに最初から鬼マネたち夫婦は、女房が強くて夫は気が弱くて何も言えずにいたんじゃないか?ってことだったらしいです。
まあ、それも彼が並べた理由が、あまりにも「???」だったからだと思います。

この日、調停員に「仕事をしないことも彼は不満だったようですが、今はどうされているんですか?」と聞かれたので、彼には内緒にして欲しいとお願いして、仕事をし始めたことは伝えました。
調停員にはできるだけ隠さずに話しをした方がいいと思いますが、相手に知られたくないことの場合は、その旨伝えれば、マル秘事項として扱ってくれます。
鬼マネは仕事をしていることを、夏まで隠してもらいました。
仕事をしていると彼に知られたら、生活費をカットして振り込んでくる可能性があったからです。
(この後彼が大幅に生活費をカットして振り込んでくるという行動に出たので、裁判所に申し立てし、『婚費請求』の手続きをしました。それはまた後で詳しく。)

この日の話しでは、鬼マネは離婚する気はないというのを伝えたので、調停は和解の方向で進みました。
でも鬼マネが離婚したいと言った場合は、離婚の条件的なことを相談する方向になります。
次の調停は1ヵ月後の3月に決りました。

■2004.2.20 張り込み(日記より)

夜、2回目の張り込みを決行した。
11時過ぎに、今度は歩いて現れた。
12時半までねばったが、出てこなかった。
泊まったらしい。

■2004.2.21 彼に送ったメール

調停で、彼が子供たちの行事などについて何も聞かされていないと、不満を言っていたと聞いたので、メールを送った。

昨日、調停員の方から、みっちーたちの行事などについて何も聞かされていないと、○ちゃんが不満のようだとのことでしたので。

みっちーは6年生を送る会でピアノの伴奏のオーディションに落ちた代わりに、指揮者に選ばれました。
3月×日が6年生を送る会です。
×日は小鬼の修了式です。
中学の入学式は4月×日だそうです。

(途中省略)

みっちーが送ったチョコ、届きましたか?
私の事をあれもしない、これもしないと言うのは構いませんが、子供たちに対しては別物として考えてくれませんか。
みっちーには今のこの状況について、話せる範囲で話しました。
隠してはおけないですから。
もう子供ではないので、みっちーはみっちーなりに考えてます。
○ちゃんへ言いたいことや聞きたいことがあれば聞けばいいし、話したいと思ったら、みっちーの好きなようにしたらいいと言ってあります。
それで考えてあのチョコを送ったのだと思います。

小鬼は○ちゃんの腰のことを心配してました。
「もう痛くなくなったかな?」「こうやって歩いてたけど、大丈夫になったかな。」と、○ちゃんの痛そうに歩いていた歩き方を真似します。

私と○ちゃんの夫婦関係について感じていたことが、あまりにも食い違っているのか、調停員の方も困っていました。
でも私は嘘や作り話はしてません。
自分が感じてた事や、思っていた事をそのまま話してます。
○ちゃんを困らせるつもりもないし、陥れるつもりもありません。
ただ、家族を守りたいという気持ちだけです。
その『家族』の中に○ちゃんが含まれるかそうでないかは、私が決めることではなく、○ちゃん自身が決めることなのだと思います。
○ちゃんが私を敵として扱うなら、私も家族のためにあなたを敵として考えなくてはならなくなると思います。
私は自分で納得ができる理由が見つからないと、離婚に応じるわけにはいきません。
○ちゃんもそれをふまえて話をして下さい。

それと今月はガソリン代の分として追加を要求されましたが、これ以上の増額には応じられません。
不満でしたら家裁に申し立てして下さい。
また給料を振り込まないなど、生活費を減額するようなことがあれば、こちらから弁護士を通して申し立てすることになります。
財形のことについてはもう触れることはしないつもりですので、軽率な行動はしないでおいて頂きたいと思います。

■2004.2.23 依頼(日記より)

T弁護士に紹介された興信所に、調査を依頼。
お金の交渉ごとがあったので、事務局長についてきてもらった。
正解だった。
これから何かとチャカされるだろうけれど、Kさんと話しながら、ぼーっとしてしまって、自分では冷静に話しているつもりだったけど、なんだかひどく噛み合ってなかったらしい。
3日間で40万円、失敗しても1日は追加してくれて、S子の身元調査と諸経費も込みだということで、契約した。

調査費は各社によって設定はさまざま。
要するに言い値ってことです。
全部込みでいくらとか、基本料金に時間でいくらとか、ほんとにいろいろで、鬼マネはネットで見積もり等を出してもらったりしましたけど、ワケがわかりませんでした。(笑)
紹介などではない場合、信用できるかどうかの判断は自分でしなくてはならないので、大金を支払うだけに不安です。
悪徳探偵事務所も多いと聞きますから、できるなら紹介などで信用できる会社に依頼するのがいいと思います。

探偵に調査を依頼する際、一番大事なのは調査費用を事前に打ち合わせして決めておくことです。
調査費は基本的に前払いです。
調査が失敗した時に払う、払わないなどのトラブルを避けるためだと思います。
見積もりが出て、金額が決ったら、契約書を書いてもらいます。
かなり細かく決めて文書にしておかないと、調査の状況で延長になって追加料金が発生したりする場合もあるので、後で揉めないために必要です。
鬼マネの場合、調査は週末の3日間が基本。
それで失敗しても1日は延長するという契約をしました。
この3日間に彼が現れずに調査が失敗しても、調査料は返してもらえないので、かなりドキドキでした。

■2004.2.25 振込み(日記より)

別口座に7万円分給料を振り込ませていた。
電話で抗議した。
来月当たりから、給料の減俸があるらしい。
3万円、1年間だそうだ。

軽自動車の保険に入った。

興信所から報告。
S子の勤務先。
マンションは平成10年購入。
実家もわかった。

■2004.2.26 彼に送ったメール

朝一番で、彼に7万円の返金を求めたが電話も振込みもなし。
夜、再度メールを送った。

朝、メールで送った通りです。
今日の約束を守ってくれなかったし、連絡も取れないので会社に電話しました。
会議だと言うのはわかったので、明日まで待ちます。
明日の朝一番で振り込んで下さい。
これからお父さんにも相談します。
あなたが言ってる事は、もう何も信じられないので、明日の約束を守らないなら会社に直接聞きます。

■2004.2.27 調査(日記より)

PM7:00から調査開始。
夕方会社に電話して、都内にいることを確認し、Kさんに伝えると、ちょっと不安がられた。
警戒されては困ると思ったらしい。

ランク別の試合があったので、子供達は夕方から実家へ行っていた。
夜、疲れていたので、仮眠するつもりで寝たら、4時まで爆睡してしまった。
HPの更新をして、再びベットに入ったが、今度は地震で眠れなかった。

■2004.2.28 調査2(日記より)

朝7時、Kさんから殿が現れたと報告をうける。
夜、先に殿が現れ、合鍵を使って部屋に入り、その後S子が友人2人と帰宅したそうだ。
2時間くらいして友人は帰り、その後は2人で部屋にいると言われた。
Kさんの指示で、殿を外に出してしまう作戦を決行。
殿の携帯に「どこにいるかわかってる。近くまで来てるから、今からそこへ行くから。」と残し、S子の携帯と自宅へ電話を入れた。
S子の自宅の留守電には、「留守電のメッセージを聞くように伝えてください。」とだけ残した。
発覚からずっと我慢してきたS子との対決。
最初はスマートに決めたかった。

30分もしないで殿は飛び出したそうだ。
変装のつもりか、ウインドブレーカーを着てたそうで、周りの様子を伺いながら駅に向かったというのは、なかなか面白かった。

とにかく証拠が取れて、ほっとした。
夜、Tの家でKと3人で会った。
久しぶりに心から笑った。

■2004.3.1 新事実(日記より)

朝、Kさんから電話があった。
S子の生年月日がわかったという。
なんで今そんなことを報告するのかと、不思議に思ったら、S子は私の2歳年下で、殿より年上だった。
36歳の女と不倫。
わざわざそんなババアと不倫しなくたって、よさそうなもんだ。
でもこれで、11月からのカラクリがわかった。
S子が裏で手を引いていたと思った。
携帯の明細の12月半ばからの電話は、S子の誕生日だったこと。
離婚をプレゼントしようとしてたこと。
まあ、そんなところだろうというのがわかったし、私はやっぱり甘かったというのが良くわかった。
見抜いていたのは父だけだ。
こうなったら、骨になるまでしぼりとってやる。
バカにしやがって、ふざけんな。

■2004.3.2 彼に送ったメール

給料の振込みのトラブル以降、全く電話にも出ず、メールの返事もなし。
調査のことはこちらも全く触れず。

電話に出ないようなので、メールにします。
今後携帯に出ない場合は、会社にするようにします。

振込がないようなので、自動車の保険は解約します。
車のローンは滞納になったので、信販会社から連絡があったら、会社の方へ連絡するように伝えますので、よろしくお願いします。
明日1日待ちますので、振込みをお願いします。
明日中に振込が確認できない場合は、あさって以降、車の保険は使えなくなります。

調停中に生活費を勝手にするのは自分を不利にするだけだと思いますけど。

よろしくお願いします。

離婚日記 鬼マネシングルマザーへの日々 vol.3へ続く