年末にケアマネさんにお願いして車椅子をレンタルすることにしまして、鬼父専用の車椅子を使ってみることにしました。
車椅子にも種類があって、聞かれたのは『自走用』か『介助用』か、でした。
これは迷わず介助用でしたが、もうひとつは車に乗せられるか否か。
鬼マネの愛車はラパンちゃんですので、ラパンちゃんの小さなボディにも乗せられるかどうかはセレクトポイントになりますです。
実際この車椅子でも、軽いけどまあまあのサイズ。
ラパンちゃんはトランク部分が極小なので、後部座席に乗せることになり、鬼父と鬼母を同時に乗せたら、マックスになってしまいます。
なんで車椅子かは、過去記事に書いた通り。
でも想定外だったのは、これでスーパーとかの身障者用スペースに停められるってことでございます。（まあ、極力避けますけど。）
がんセンターに通院する時は便利になったんですけどな。
今までは、鬼父を連れての買い物は難しかったのですが、車椅子あればこんな感じで出歩くことが可能になりました。
認知症の場合、家の中だけに引き込むより、外に出て刺激があった方がいいらしいので、これからはチョコチョコ連れて歩いてみようと思います。
車椅子の介助の仕方は、彼岸花にレクチャーしてもらいました。
坂道は後ろ向きで下りるとか、段差がある時はタイヤのところのバーを踏んで前輪を上げるとか。
介護職の人が身近に居るのは心強いのでございます。
車椅子が介護保険使ってレンタルできることも、彼岸花から教わりましたのでね。
ただ、車椅子使ってみるとわかりますが、町中はまだまだ優しくない箇所は多く。
年末にお墓掃除に連れて行ったら、玉砂利はクリアできたけど、並木家の墓前は段差があるし、舗装されてる方を通っても、最後は階段になってて墓の真ん前まではたどり着けず。
横に停めておきました。
家の中は２０年以上前にリフォームしたときに、鬼ばばが存命で在宅介護してたこともあって、バリアフリーにしてあるので、つなずいて転ぶというのはかなり避けられてるし、鬼マネの実家は平屋なので、これもかなりよござんす。
ただ、先日実家に行ったら、鬼母が鬼父をお風呂に入れてたのですが、私たちが行ったことで、鬼母は先に出てきてしまい、残された鬼父は浴槽で溺れかけておりました。
鬼マネの実家のお風呂は、当時は介助することを考えて大きめにしてあって、お風呂用の介助椅子や手すりも付けてあるのですが、浴槽の手すりは今のままでは足りないんだなあと気付くことになりました。
鬼父は、手すりを使って座る姿勢にまではなれるのですが、立ち上がることができないんですね。
で、浴槽から自力で出るには、手すりの位置が悪いし、足りないので、またぐことができない。
びちょびちょになって、鬼父を風呂から出すことになりました。あちゃー。
危うく大晦日にまたもや救急車を呼ぶことになるかと思いましたが、セーフでした。
今年のお正月は２年ぶりに並木家で集まることにしましたが、集合写真を撮ろうとしたら、鬼父がやたらテンション高くなってて、鬼マネと亜門が空手の型やってじゃれてたら手をたたいて笑ってて、帰るときはよろよろお見送りに出てきたりしてたので、認知症でも楽しいとかうれしいの感情は持てるんだなと思いました。
認知症は良くなることはありません。
進行を緩めることはできますが。
鬼父も少しづつできないことが増えています。
ぼーっとしてる日や、昔話をがんがんするときや、日によって様子が違ったりします。
でもまだまだ長生きしてて欲しいと思います。
介護用品ってネットで探してもいろいろあるんですなー。
介護保険使って月６００円くらいって言ってたけど、２万円くらいだから、ガンガン使うとかなら買っちゃってもいいんですねえ。
ただ、こうやってネットで買い物できて便利だけど、実際に欲しいおじいやおばあはネットで買い物なんざできませんからなー。
食材なんかも、生協とか使えばよろしって鬼母には言うんだけど、どうも苦手らしく。
困ったもんだー。
困ったもんだ。
