貝塚クラブ 鬼マネの日記

貝塚クラブは千葉市若葉区のママさんバレーのチームです。 鬼マネは貝塚クラブに入部してもう25年くらい経ちまして、いつの間にかチーム最古参になっておりました。 ブログにはバレー以外に、鬼マネの日々のことや、千葉市の情報など、色んなことをツラツラ書いております。

家庭婦人連盟所属。

千葉市(1ブロック)のチームです。

ブログにはバレー以外に、千葉市の情報など、色んなことをツラツラ書いております。


なんちゃって介護で思ふこと

鬼父の定期的な通院は、毎回鬼マネの担当でございます。
高齢者は複数の病院通いは当たり前かと思いますが、鬼父も例外でなく。
1ヶ月半くらいの間隔で、がんセンターと青葉病院と清宮医院に通っております。

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鬼父は基本的には自分のことは自分でできます。
着替えや食事、歩くこともまだできます。
排泄もです。
ただ全部、ひとりではできません。
食事も食べることは自分でできても、管理はできません。
いつ食べたか記憶できないからです。
着替えも自分でシャツを着たり、ズボンをはいたりすることはできますが、管理はできません。
黙ってれば何日でも着替えないままだと思います。
トイレに行きたい、という感覚はあるので、それは助かってると思います。
でも、地味に漏らしてるので、おむつはかせてます。
鬼母はもう慣れてしまって気付いてないようですが、実家は多少アンモニア臭します。
歩くこともできますが、近所でもどこかへ行くというのはもう無理だと思います。

病院に行って大変なのは、がんセンターのような大病院だと、駐車場から距離があるので、車からの移動方法です。
車を停めて、鬼マネは建物の入り口まで行って車椅子借りてまた車に戻り、鬼父を乗せてまた建物に向かいます。
車の中に鬼父をひとり残して車椅子取ってまた戻るわけです。
建物付近に車を停めても同じ事です。
鬼父をひとり建物のどこかに残して車を駐車場に移動させないといけないわけです。
がんセンターの場合、朝9時半頃だと駐車場が激混みしてるので、建物前で下ろして待たせるより、車に閉じ込めた方がリスクが少ないというわけです。
認知症なので、長い時間待たせてると、待ってることを忘れてしまい、どこかに動いてしまうかもしれないからです。
で、帰りも同じことをするわけですね。
ほんとに困った時は、入り口の警備員の人にお願いしたりするときもありますけど。
車椅子マークのスペースは、空いていることはほぼ皆無です。
これも現実です。
たまに、スーパーとかで、入り口に一番近い車椅子マークのところに、どう見ても障害があるようには見えない人が平気で停めて行ったりするのを見ますが、一度鬼父をお貸し出ししてあげたいです。

あとはトイレです。
鬼父は自分でトイレ行けるので、この間までは男性トイレに行かせてたのですが、入り口で待ってても、待てど暮らせど出てこない時がございます。
したくないのに不安になってかトイレに行くと言った時に多い現象でございます。
男性トイレに鬼マネが入っていくわけにもいかず、入り口で声かける羽目になります。(爆)
トイレ行ったのはいいけど、おしっこ出ないから出てこないんですね。
これは車椅子用のトイレにぶち込むという技を覚えました。(笑)

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鬼父、鬼マネが見てても平気な時もあるのに、気分で拒否る時がございます。
どんな感覚が残っているんだ?と思いますが、今日は「出ていけ。」的なアクションしやがりまして、外で待たされました。(爆)
ただ、カギを閉められるのは怖いので、中からドアを閉めるときは足挟んでおきました。

鬼父の場合は、多くの場面で少し手伝ってあげたり、注意していれば危険は回避できています。
歩くとき支えてあげるとか、車椅子や車に乗るとき補助してあげるとか。
見た目がかなりなおじいさんなので、周りの人が助けてくれたりもします。
でも見た目ではわからない人の場合はどうなんだろう?と思うことも多々あります。
妊婦さんがマタニティマークを付けると逆に怖いとか、マークを見て不快に感じるというアンケート結果を見て、「なんで?」と思うし、悲しいねーと思います。
鬼マネも、鬼父をなんちゃって介護(介護って言えるほど手がかかってるとは思えないんだけど、人からは介護という単語を使って頂いてるので。)するようになって、人に優しくしてもらった分、人にも優しくしなくてはいかんなとわかるようになりました。
自分で経験しないとわからないことってあるから、全部が全部、それは違うだろー!とは言えないとは思います。
でもさ、介護に限って言えば、人間はみんな生きていけば老いるってことですわ。
明日は我が身ってやつだよなあと、鬼父を見てるとほんとに思います。

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↑5年前の誕生日はまだ元気でしたから。(笑)