☆この日の日記は2004年9月24日に調停離婚が成立する前に書いたものです。
鬼マネも良く聞いてた言葉です。
『離婚は結婚よりパワーが要る。』
これ、本当です。(苦笑)
鬼マネはほんとに突然の出来事だったので、最初は何がどうしてどうなったのかわからないという感じで、茫然自失みたいな状態になってました。
「しっかりしなくちゃ。」
と、言い聞かせてはみるけれど、眠れなかったり、泣いたり、黙ったり、怒ったりと、まさに情緒不安定。
でもやらなければいけないこともたくさんあって、考えなくてはならないこともたくさんあって、なのに日常も普通にこなさなくてはならなくてと、ほんとに怒涛のような毎日を送りました。
でも人間って、どんなに大変でも慣れていけるものだなあとも感じたりしました。
笑えるようにもなるし、しっかり眠れるようにもなるし、一番笑ったのは、どんなにヘロヘロになってても、おなかはすくってこと。
結婚も離婚も夫婦の数だけパターンがあるので、マニュアルはないし、的確なアドバイスもなかったけれど、人に言われてそのたびにハッとしたのは、「ちゃんと食べてる?」でした。
悩み事があると、人間は余裕なんてなくなるから、何かを見て「きれいだ。」と感じたり、何かを聴いて「素敵だ。」とか「美しい。」とか思うこともしなくなるし、何かを食べて「美味しい。」と思ったりすることもなくなるみたいで、鬼マネもおなかが鳴って初めてその日何も食べてないことに気づいたなんてことが良くありました。
誰かに「食べてる?」と言われるということは、見た目が元気がなさそうだということだろうし、心配かけてるということだし、いかん、いかん、ということだし。
それで我に返って食べることで、身体はなんとか元気でいられたのだろうし、だから気力も保てたんじゃないかと思ったりします。
それでなくてもめげることが多くなってしまうので、気持ちが続かなければ、とてもじゃないけど乗り切れないです。
それでも鬼マネはこの離婚騒動で、『人を信じること』については、今後時間をかけてリハビリしていかないとならなくなりました。
気を付けていないと、カンタンに妬んだり、ひがんだり、疑ったりしてしまいます。
「なんでアタシだけこんな目にあうんだろう。」「いいよな、平和に暮らしてる人は。」「かわいそうだと思ってるんだろうな。」「他人事だと思って・・・。」などなど。
人の優しさも見失いがちになって、感謝することも普通にできなくなったりもします。
それでまた自己嫌悪したりしての悪循環。
今はこんな時だからしょうがないと、自分なりに逃げ道作ってあげて、あとで治ればいいかなと今は思ってますけど、リハビリできるかどうかは、正直言って自信はありません。
でも、離婚を経験した人が良く言ってる言葉もあります。
『あの時は大変だったな~と、笑えるときは必ずくる。』
くじけそうになった時、これ思い出しては頑張ってたりします。