- 作者: 本多孝好
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2005/09/16
- メディア: 文庫
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死ぬ前に何かひとつ願いを叶えてくれる、そんな人がいたら。
自分なら何を願うだろう。
そんなことを考えた一冊です。
死ぬ時に、心残りがない生き方をしていよう、とも思うけれど、それって激しく難しいですやね。
『そのとき』がいつなのかは、誰も知らないんだし。
『そのとき』がいつ来てもいいように生きるってことは、毎日全力投球し続けているってことだし。
鬼マネも、今までに何度か人の最期を見送りました。
初めてだったときより、確実に慣れてきています。
それがいいことか、悪いことかはわからないけど。
でもいつも思うのは、鬼マネを見送ってもらう時に、悲しませてはいかんなと。
残された人は、多かれ少なかれ、何かを思うわけで、その人が傷つくような終わり方はいかんなと思うのです。
残された人には、永遠に答えはないんですから。