貝塚クラブ 鬼マネの日記

貝塚クラブは千葉市若葉区のママさんバレーのチームです。 鬼マネは貝塚クラブに入部してもう25年くらい経ちまして、いつの間にかチーム最古参になっておりました。 ブログにはバレー以外に、鬼マネの日々のことや、千葉市の情報など、色んなことをツラツラ書いております。

家庭婦人連盟所属。

千葉市(1ブロック)のチームです。

ブログにはバレー以外に、千葉市の情報など、色んなことをツラツラ書いております。


思ふこと 鬼父の介護日記のスピンオフストーリー

8月に入りましたが、年々夏の暑さが厳しくなっておりますな。
外壁塗装会社時代は、「職人か?」ってくらい焼けてしまってまっくろくろスケになっておりましたが、今年はこの日射しの強さのおかげで、まっくろくろスケ復活しちゃっております。
見事なおっさん焼け。(腕だけ黒いという・・・。)
元々はヘアメークさんですので、紫外線の怖さは充分存じておりますが、運転してるだけで焼けてしまうので、もう諦めの境地でございます。よよよ。

暑いけど、鬼父は看護師さんの言葉を借りれば「低め安定」で、落ち着いた状態が続いております。
コロナ患者が増えたらしく、鬼父の病院も数週間前から原則面会禁止となったのですが、鬼父は制限付きですが、面会OKされております。
ってことで、毎日かわるがわる、並木家の人々が面会に行きました。
兄弟達は数年ぶりに会ったことになります。(最初に施設入所したときがコロナのまっただ中だったので、会えてなかったんですね~。)
鬼父の兄弟は4人ですが、まだみんな生きてるのでございます。
ってか、亡くなった人がおばあちゃん以降誰もいないのでございまして、ほんと、それはすげえなあと思いますです。(結婚式もないけど葬式もない、とそんなおバカなことを言ってたりします。)

鬼母もグループホーム入所から1ヶ月経ちましたが、問題を起こすこともなく、落ち着いております。
たまに施設から事務的な内容で電話かかってくるので、様子聞いてみたりします。
帰宅願望は相変わらずあって、最近はちょっと監視が強化されてたりするみたいですけど、若葉区でも山の中なので、帰りたくても帰れまテン。
元々それを見越して、決めたところもあるので。

で、先日から実家を片付けておりまして、もうそれが大変なのって。
仕事で色んなおうちの遺品整理や生前整理してますけど、やっぱり自分の家を片付けるのは大変でございます。
お客様に話すときも、実感込めて言うようになってしまいました。
遺品整理や生前整理は、我々のようなプロにお任せすることをおすすめします。
まじで心折れます。
鬼母はきれい好きだったかもしれないけど、整理整頓がまるでできない人だったと判明しました。
年代バラバラの写真がアホほど出てきます。
着てるの見たこともない服がアホほどありました。
履いてるの見た気がするけど何年前だよ?って靴がアホほどありました。
ここんちは相撲部屋か?ってくらいの数の食器がアホほどありました。
あなたは腕が何本あるんすか?と思うくらいアホほどバックありました。
どんだけ雨降ってましたっけ?ってくらいアホほど傘ありました。
まだまだあります。
70リットルの袋いっぱいになるくらいのエプロンとかっぽうぎ。
新しいの買えばいいだろ?ってくらいのボロボロになったおパンツと靴下が45リットルのゴミ袋3個分。
帽子も呆れるほどあったし、タオルは70リットル4個分ぎっしりでした。
要らないものを捨てたらほとんどの家具が空になり、入れる物ないので処分したら、「うちってこんなに広かったんだ~。」現象でございます。
1回では運び出しきらずに、もう1回家具の運び出しを頼むことになりましたけどな。
で、そんな作業を空いた時間にひとりでやってたら、近所の人が様子を見に来て、鬼母の1人で生活してた時の話しを教えてくれました。
ご近所の皆さんにはほんとにご迷惑おかけしてたようです。
でも皆さん助けてくれて、感謝でございます。

鬼マネはFacebookなどで日々のことを発信しておりますが、鬼父のことや鬼母とのわちゃわちゃを読んで、DMで連絡してくれたりした人もしました。
鬼父がやばかった頃に、何年も前にお仕事でリアルに会ってた季和さんから教えてもらった本『人はどう死ぬのか』は、鬼父とさよならするまでの覚悟ができました。
(これについては過去にすでに書いてるので、良かったら読んでみて下さい。)

DMくれて会った人もいます。
鬼マネ、戸籍上は一人っ子なのですが、父親が違う妹がおります。
鬼母ではないリアルお母さんがおりますが、リアルお母さんは、鬼父と離婚後、再婚しておりますので、その人との間の子でして、なので妹でございます。
昔はこういう家庭環境のことを『複雑な家庭』と言われたものですが、今は珍しくないですよね。
で、いつもみてもらってる占い師さんが、初めてみてもらった時から、しきりにこのリアルお母さんのことを聞いてたのですよ。
で、今年見てもらった時も、「今のお母さんじゃ無くてほんとのお母さんはどうしてるの?」と聞かれて、いつも通り「会ってないから知らないです。」と答えたのですが、その時なんか引っかかる感じだったんですね。
今思えば、亡くなってることわかってたんじゃないかなあと。
来年またみてもらうときに聞いてみようと思っております。
そうなのです、リアルお母さんは去年の5月にすでに亡くなっておりました。
それをDMで教えてくれてたのですが、Facebookメッセンジャーは普段使ってないので、開いてなかったし、そもそもそういう機能があることを知らなかったのでございます。
それが、まあこれも奇遇だったのですが、たまたま、ほんとにたまたま見て、妹からのメッセージを見たのでございました。

鬼母のわちゃわちゃがあって、心配してくれて、またDMもらいまして、久しぶりに再会したのでございます。
もうねえ、ほんとに今までもそうだったんですけど、鬼マネは困った時に周りの人に助けて頂いてきたのですよ。
で、毎回思いがけない人から差し出された手をぎゅ~っと握ることになるのでございます。
これはもう本当に感謝だし、いつも神がかり的な感じがあって、だからなんですけど、鬼マネの守護霊はおじいちゃんだと思うのでございます。
ほんとに困ったりしんどいときにほぼ無意識に「おじいちゃ~ん。」と浮かぶので、守護霊説は多分あってると思います。
話しを戻して。
リアルお母さんのことは、妹には悪いかもしれないんだけど、亡くなったと聞いてもなんとも思わなかったし、思わないです。
鬼父とリアルお母さんが離婚したのって、鬼マネが4歳だったし、その後再会して交流もしたりしてたんだけど、「鬼マネを産んだ人」としてしか考えてないです。
かといって、恨んでるとかそういう気持ちもまるでなくて、ただ『お母さんという存在な人』だけです。
これはみっちーや亜門が父親に対して思ってる感覚とほぼ同じだろうなと思います。
多分2人も父親が死んだと聞いても、「へー。」で終わりだと思う。
親が離婚した子の多くは、こんな感じだと思いますけど、この感覚はそうじゃない人にはわからないんだろうなあと思います。
で、「親が死んでもそんな感じ?血を分けた親でしょ?」と他人に言われたら、「うるせーっ!!お前に言われたくねーわっ!」と猛反発するんですね。(笑)
不思議な感覚ですけど、しょうがない。(笑)

妹に対しても似たような感覚です。
半分は同じ血が流れてるんだと頭では思うけど、だからといって感覚的に近いとは思えない。
ずっと一人っ子で生きてきちゃったので、姉妹という存在をどう受け留めていいかわからないって感じでしょうか。
そういう意味では、近くて遠いし、遠くて近いなあと思います。
鬼マネは妹に「リアルお母さんの世話、お疲れ様でした。」と思ったし、妹は妹で「新しいお母さんの世話、頑張ってね。」なんだと思います。変な感じでしょうけど、そういうものなのです、『複雑な家の子』って。(爆)

自分がしんどいと自覚してなくても、心配してもらえるのって支えになります。
鬼マネはしんどいと思うまでが鈍感で、人から言われて、「ああ、これ結構キテるんだ?」となることが多いです。
みっちーや亜門や今回大活躍だったおばさんもそうですけど、遺品整理士の師匠でもある韓さんに、ほんとに支えてもらいました。
韓さんは「私は何もしてません。」と毎回言うのですが、ちょっと参ってる時に送ってもらったLINEや電話にほんとに救われました。
で、自分ができるか?って言ったらできないと即答します。(いばってどうする。)
支えてもらうたびに、自分もそういう人になろう!と思うのですが、常に自分のことだけで精一杯な人間なので、人を支えることができる人というのは、選ばれた人とか、元々そういう資質を持って生まれた人とか、そういうことで、自分にはできないんだと思うようになりました。
まあ、鬼マネはちっさい人間なので、人を支えてあげたいと思うこと自体が身の程知らずなんだと思います。はっはっは。(だからいばってどうする。)