イン・ザ・プール/奥田英朗

イン・ザ・プール (文春文庫)

文庫化された時から、カバーとタイトルで気になってた本。
もっと早く読めば良かったです。
伊良部総合病院の精神科医、伊良部一郎。
プール依存症、陰茎強硬症、妄想癖。
病というには軽そうなんだけど、悩んでる人にとっては、深刻なわけで。

鬼マネも一度だけ精神科にかかったことあります。
でも聞くのと見るのでは大違いだったし、薬出しましょう、とカンタンに言われて、「そこまで？」と思ったし。
だってさ、鬼マネの場合は、離婚騒動の最中に、「こんなに精神的にダメージ受けてます。」って証拠として、とりあえず通院したってことを残したかっただけで、それほど深刻じゃなかったんですわ。
なのに、薬飲むほどじゃないって、自分が一番わかってるじゃないっすか。
でも精神的に弱ってる人だったら、お医者さんがそういうなら、自分は大変なことになってるんだなって、更に悪化しそうですよねえ。

そう考えると、この伊良部先生。
名医なんじゃないかな？って思いました。

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