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なんかすごく売れたらしいんですけど、知らなかったんですよねー。
最近犯罪系の小説ばっかり読んでますけど、鬼マネ、もともとはこういう小説が大好きでした。(吉本ばななとか。)
冒頭は淡々と静かに始まって、良くある家族の話しっぽいのに、中盤から一気に展開するんですね。
この家族に起きた過去の事件が明かされていくんですけど、それがもう「うそでしょ?」な話し。
読み進んでいくごとに、「ああ、そうだったんだ・・・。」と解明されていく形で書かれているのが、余計切ないんですね。
これは引き込まれてしまい、電車の中で読んでたのですが、危うく乗り過ごすところでした。
タイトルの『さくら』は、家族が飼っているワンコの名前。
このさくらの家族の中の立ち位置が、亡きばななを思い出させるんですよねー。
久しぶりに読んでて泣きました。
このところ本の読みすぎで、いいか悪いかの判断の点の付け方が、辛目になってるのかな?と思ってたのですが、面白い本はやっぱり面白いんだとわからせてくれた1冊になりました。
この人の本も今日2冊ゲットしたので、これまた楽しみでございます。