閃光/永瀬隼介
- 作者: 永瀬隼介
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2006/05/25
- メディア: 文庫
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昭和最大のミステリー、『3億円事件』をベースにした犯罪小説。
裏に何があったのか的な小説や、事実を追った本はいくつも出てると思うけど、これもなかなかリアル。
犯人は青年で、父親が警官だったって話しは、織田裕二か誰かでドラマ化されてたはずだけど、これはそれに更に加わってより深くなってます。
まあただひとりの女に翻弄されたっていうのが真相というのはイマイチ。
しかもその女の父親が、警官じゃなくて更にエライ人だった、ってわけで、だから隠蔽されたってのもイマイチ。
警察の内部の体質(長いものに巻かれるみたいな)を暴露してるのは、『踊る!大走査線』なんかでも語られてるし、もうみんな知ってるみたいなトコあるけど、この事件も?ってことになると、実際の事件なだけになーんかガッカリしちゃいます。
しかし3億円事件、鬼マネが生きてる間に真相は明らかになるんだろか。