貝塚クラブ 鬼マネの日記

貝塚クラブは千葉市若葉区のママさんバレーのチームです。 鬼マネは貝塚クラブに入部してもう25年くらい経ちまして、いつの間にかチーム最古参になっておりました。 ブログにはバレー以外に、鬼マネの日々のことや、千葉市の情報など、色んなことをツラツラ書いております。

家庭婦人連盟所属。

千葉市(1ブロック)のチームです。

ブログにはバレー以外に、千葉市の情報など、色んなことをツラツラ書いております。


鬼父、がんセンターに帰る

onimane.hatenablog.com

日記はつけとくもんだなあと思いました。
人間の記憶ってのは、いざって時に曖昧になってるとわかるもんで、鬼父がいつ手術したかがわからなくなってたのですが、「そういえば!」と、この日記をさかのぼってみたら、書いてありました。
おかげで、2008年の2月だったことが判明。
ついでにと言ってはなんですが、当時のことをがっつりしっかり思い出せました。

話しの始めは、鬼父がかかりつけで通院してる清宮医院で、千葉市の特定検診を受けた結果から精密検査をうけるように指示されたことが発端。
もともとは血圧が少し高くなったので、血圧を下げる薬を処方されてて、定期的に通院はしてるので、検診も清宮医院で受けたんですね。
他は100点満点と言ってもらえるくらい問題なしでしたが、ひとつだけ、前立腺でひっかかりました。
なんちゃらっていう数値のスコアが高過ぎるってことで。
それで青葉病院に認知症のほうでかかってることもあって、精密検査は青葉病院を指定したのですが、泌尿器科の問診票に過去に受けた手術に前立腺がんと記入したら、だったらってことになって、紹介状を書いてもらってがんセンターで精密検査受けることになったってわけです。
今日の担当だった青葉病院の先生が、去年までがんセンターに居たってことで、10年くらい前でも記録は残ってるからと。

これもたまたまだったみたいですけど、青葉病院でがんセンターに、と言われて、予約が必要だからって教えてもらったので、すぐ電話したら、今日11時半までに来られるんだったら来て下さいってことだったので、そのまま行ったんですね。
でも本当はやっぱり予約が必要だったらしいです。
お盆明けで空いてたみたいで、予約なしでも診てもらえるってことになって。
ラッキーだったってことみたいです。

泌尿器科の待合室行って、景色見て、なんで忘れてたんだろうと思いましたけど、鬼父が前立腺がんだとわかった時の記憶がわさーっと蘇ったというかね。
受付でいつ頃手術したかわかりますか?って聞かれたので、10年ぐらい前だと答えてから、待ってる間に思い付いて、この日記を読み返してたんですね。
「ああ、そうだった、そうだった。」
だったんですけど、泌尿器科の看護師さんと話してて、当時どんなだったかとか更に思い出したんですよ。
なんで忘れてたんだろうって。

当時担当してくれたドクターもそうだったんですけど、看護師さんもほんとに親身になってくれて、いい病院だったんだってね。
去年あたり新聞やらニュースやらで悪評の方で有名になっちゃったので、記憶が上書き保存されちゃったんだなーと、ちょっとぞっとしましたね。
今回も受付の方から始まって、すげー丁寧だし、いい感じなんですよ。
今は病院でも注意してるんだろうとも思うけど、10年前もこんな感じでいい感じだったから、実際はいい意味で変わってないんじゃないかって思いました。

当時は鬼父はまだ認知症のかけらも発症してなかったけど、もともと無口だし、鬼母はがんだってだけでヘロヘロになってたし、それで病院には私が毎回同行してたんですね。
そもそも最初に行った病院で納得できなかったんで、セカンドオピニオンでがんセンターに転院したし。
ただちょうど同じ時期に、鬼マネはその頃働いてた職場で、パワハラに近いことされて異動させられたばっかりで、精神的にズタボロ状態で、今思い出すと良く切り抜けたなって思うことが重なってたんですねー。
泌尿器科の待合室で、ひとりで待ってた時に、窓の外に雪がちらついてたのを思い出しました。
景色ってのは忘れないんですよね。
記憶に焼き付いて残る。
待合室ですっかり忘れてる鬼父に言って聞かせてやりました。
「もうねえ、あの時、あんた大変だったんだから。勝手にひとりで来て、あんまり良くないって言われたら、その帰り動転して事故っちゃって、私会社早退してひとりで何があったのか、あんたに何話したのかって説明してもらいに来る羽目になったんだからー。」
「えー?そんなことあったのかー?けらけら。」
鬼父は手術したことも、がんだったことも覚えてないんですけどね。(笑)

今日がんセンターに行くことになって、当時の忘れてたことを思い出して、なんか意味があるんだろうなーとか思っちゃいました。
ほんとに忘れてたから。
不思議なくらい、きれいに記憶から抜け落ちてたのは、今思えば、ほんとにあの頃自分自身も辛かったからかもしれないなと思っております。

鬼父は来週、再来週とMRIやCTの検査して、再発か転移かを調べるそうです。
日記読んで、今回も「おめでとうございます。」って、言って欲しいぜ!と思っちゃいましたけど、まあでも今は鬼父本人が聞いたそばから忘れてくれてるんで、そういう意味では気が楽かなと。