- 作者: 誉田哲也
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2009/10/08
- メディア: 文庫
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ストロベリーナイトに続く、姫川玲子シリーズの第二弾だそうで。
前回よりはずっとストーリーは簡潔でわかりやすくなったかなー?という印象だけど、もともとこの人のお話しは色んな方向から事件が展開していくので、最後のほうまでどうなるかはわからないんですわ。
なので、犯人が誰か?の推理はせず。(笑)
途中、お話しの中の捜査でも「なんだ、そりゃー!!」と難解になるところは、読んでるほうも「はー?どうなったの?これ?」みたいにわかりにくくなるんですけど、最後まで読めば、まあいっか、わかったから・・・って感じでスッキリします。(笑)
ストロベリーナイトは、今秋フジテレビで竹内結子主演で、ドラマ化が決定してるのですが、『姫川玲子』って名前のせいか、どうも鬼マネは、読みながら菊川玲(令だっけ?)を思い浮かべちゃうんですね。
姫川は、カプセルホテルとか泊まっちゃうし、ツワモノの刑事連中相手にガンガン言いたいこと言っちゃうし、感情的になったりもするし、けど、発情もしちゃうので、竹内結子よりは菊川玲のほうが合ってるなーと思っちゃうんですけどね。
ジウとストロベリーナイトと、誉田作品は立て続けに読んでますけど、だんだん冷たさがなくなってきたなーって感じ。
今回なんて、モロ、人情モノだもんね。
まあ、主人公が女子なんで、優しくなっちゃうのかなーとも思うけど、鬼マネは、刑事モノには非情や冷徹や残酷や虚しさを求めるところあるので、ちょーっと「書きすぎ?」って気はしちゃいました。(苦笑)