貝塚クラブ 鬼マネの日記

貝塚クラブは千葉市若葉区のママさんバレーのチームです。 鬼マネは貝塚クラブに入部してもう25年くらい経ちまして、いつの間にかチーム最古参になっておりました。 ブログにはバレー以外に、鬼マネの日々のことや、千葉市の情報など、色んなことをツラツラ書いております。

家庭婦人連盟所属。

千葉市(1ブロック)のチームです。

ブログにはバレー以外に、千葉市の情報など、色んなことをツラツラ書いております。


ママさんバレーとは


ミクシィを徘徊してて見つけたテーマについて。
ママさんバレーのチームの世代交代についてなのですが。


チームの中の年配(ベテランとも言う)の部員が、チームの足を引っ張ってるという話し。(65歳のセッターらしい。)
書いてるのは多分若い(30代)方の人なんだと思うけど、読んでてちょっとどうかな?と思ったのですよ。
世代交代をどう考えるかは、チームごとに違うと思います。
若くて戦力になる人がいるのに、古参の部員が退かないせいで、チーム力が上がっていかないとか。
良く聞くと言えば、良く聞く話しだったりします。
鬼マネも若い頃は、若い人の意見をごもっとも!と思って聞いてたと思うのですが、今はちょっと違うなーと思ったんですね。
自分が40代になって、貝塚もほとんどが40代になったので、余計そう思うんだと思うのですが。


ママさんバレーって、生涯スポーツなんですよ。
寿(60代以上のチームの大会)のそのまた上、スーパー寿(70代以上)の大会があったりするんです。
でもその年齢になっても現役で通常のママさんバレーのチームでプレーしてる方も多いはずです。
それは、チームにとって誇れることだと思うんですね。
先輩を大事にする、敬うという気持ちっていうのも、スポーツの基本の精神だと思うし。


貝塚もママが監督になって数年経ちましたが、60歳過ぎても引退させませんでした。(笑)
辞めるのはいつでもできる、でも辞めたら戻れない。
ママさんバレーの規定に、一度シニアに登録したら、元のチームには選手としては戻れないっていうのがあります。
ママには最後までセッターとして頑張ってもらったし、未だにママのトス回しは、次のセッターたちに『貝塚のセッターはこうだ!』みたいに受け継がれてたりしてます。
まあそれには、ママ自身のやるからには歳のせいにはしない!という負けず嫌いな性格があったおかげで、歳を感じさせなかったというのがあって、部員の誰もが「まだまだできるだろう。」と思ってた中での勇退だったんですけど。
でも実際は、ママは体中痛くて自分自身で体力的にもう無理だと感じてたらしく。
しかもその頃、ちびっこ柳が入り、その後HIROが入り、人数的にもメンバー的にも問題なく退けるというタイミングだったので、みんなもママも納得で監督に移行してもらえたって感じでした。
そういういい状態での『引き際』を作ってあげるのも、ママさんバレーのチームのあるべき姿なのかな?と、今になって思うのです。


チームの古参の部員がいたから、今のチームがある、というのを、若い部員はつい忘れがちです。
鬼マネもそうでした。
勝つためのバレーをやるか、楽しむバレーをやるか、というのもチームの運営でよく聞く話しです。
でもこのテーマ、切り離しては考えられないんじゃないか?と、今は思います。
若い頃は考えられなかったんですね、鬼マネも。
「スポーツのチームなんだから、勝つためにやって当然だろ。」と考えてた。
でもマネになって、今はまた選手になって、その考え方は違ったなと思っております。
ママさんバレーは趣味です。
仕事でもないし、義務でもない。
部員のひとりひとりがそれぞれ続けることに理由(気持ち)がないと、チームは存続できない。
逆に、続けたいと思ってる人を排除することは、誰にもできないし、してはいけないんだと思います。
(まあ中には空気読まないで、チームかき乱す人や困ったちゃんもいるので、なんとも言えませんが。)
だからね、ママさんバレーの場合、古参の人が居るなら居るで、その人をどう使うか?をチームで考えて作っていくこともチーム力だと思うんですよ。
実際、入部したばかりの新人や、試合になると狙われまくる実力不足な人もいるわけで、でもそういう人をカバーするフォーメーションを、どのチームだって作るはずなんです。
年配で体力的に無理があるなら、そこをカバーするための練習やチームつくりをすることも、練習のひとつだと思うんです。


バレーは技術だけじゃチームにならないです。
どんなに優れたアタッカーが居ても、レシーバーが拾えて、セッターが上げられなくては、勝てないです。
貝塚はなぜかレシーブがいいチームだと言われます。
(ホント、不思議でならないけど、良くそう言われております。レシーバーたちにはその自覚はまったくないので、ものすごく不思議です。)
でもあるとしたら、レシーバーたちはみんな、「上げれば馬女キャプテンがなんとかしてくれる。」と思ってるからだと思います。
まあだからセッターのHIROが、コートの中をかけずり回るようないい加減なボールしか上げないんですけど。(汗)
でもこれも、すこし前までは馬女キャプテンに対して、「あんなにすごい技術のあるアタッカーなんだから、こんなレシーブしかできなくて申し訳ない。」と思ってたんですよ。
サインプレーしたり、もっと高度なバレーもできるのに、生かせてないよなーって。
これは違うんだというのを、馬女キャプテンに教わりました。
技術のある選手、みんながみんな馬女キャプテンのように考えるかどうかは知りませんけど、馬女キャプテンは、鬼マネたちへっぽこレシーバーが、必死で上げたボールだけは、ほんとに決めてくれます。
で、鬼マネ自身、目が覚めた一言。
試合中、何考えてるかを話してたときの一言でした。


『私はつなぐこと考えて打ってるかなー?』


どう決めてやろうとか、どう相手の裏をかいてやろうとか、そういうことを考えてるんだと思ってたので、この一言は、衝撃に近かったです。
「ああ、だから彼岸花の真後ろからの二段トスみたいなのに限って決めるんだ。」
なんて、思ったりして。(爆)
でもそれ聞いて、バレーってなんなのかを改めて知った気がしたんですね。
実際貝塚のミラクルな試合は、誰かのファインプレーから爆発して起きたりします。
いつも当然あげる人がいつものように上げてても、それほど試合は盛り上がらない。
彼岸花がブロックフォローできたりしたときの盛り上がりがすごいのも、うなずける気がしますです。(笑)
強くてうまい人が集まったチームって、勝つのは当たり前になっちゃうけど、少々難ありな選手たちが頑張ってるチームがなんだか勝てたりするから、バレーって面白いんだなと思うんです。


年配の部員が、「できるからやる!」というなら、チームは続けてもらう環境を作ってあげられたらいいなと思います。
一緒にやってる同じチームの人が、足手まといって言っちゃうのは悲しいじゃないですか。
それでなくたって、ママさんはみんな辛口だから、他のチームの人には試合見ながら言われちゃってるはずなんですから。(苦笑)
だから逆に「もう退いたほうがいいな。」と引き際の花道を作ってあげることも、長年チームを支えてくれた先輩への、後輩達の務めなんじゃないかと思うし、それがママさんバレーなんやないかと思ったりもします。
以前、どう見ても「おばあちゃん」な選手が頑張ってるチームと試合したことがあるんですけど、アタッカーがその人に打てない!って言っちゃってたくらい、危なっかしかったんですよ。
でもそれもある意味いい作戦だよなーと思ったし、バレーって自分もあの歳まで頑張ればできるんだなーと、目標にもなったし、そんな部員でも一戦力としてる相手チームをうらやましく思ったもんでした。


って、こんなことを考えてる鬼マネも、「年取ったってことだよなー。」と思ったりするんですけど。(笑)