加藤和彦さんが自殺した。
加藤さんが今まで手がけた楽曲を、各番組で紹介してるけど、鬼マネにも忘れない思い出の曲があります。
小学校5年生の時の担任の先生だった難波先生が、クラスのみんなに教えてくれた曲。
いくつかあったけれど、鬼マネが一番好きだったのが、この曲でした。
難波先生は体育の先生だったけれど、歌がすごくうまくて、多分先生自身も歌が好きだったんだと思います。
わら半紙に何曲か歌を書いて、それをクラスのみんなに配り、毎日朝の朝礼の時間の後に、1曲づつ歌ってました。
毎日だったので、歌詞も覚えてしまったし、好きだったせいか、今でもそらで歌えたりします。
小5だったので、「命かけてと誓った日から」なんて歌詞の意味が良く理解できてはいませんでしたけど、おませな誰かが「これは先生が奥さんにささげた歌っすかー??」なんて冷やかしたりしてましたね。
大人になって、ふと口ずさんでみて、「ああ、いい曲なんだなー。」なんて、改めて思ったのを覚えてます。
『パッチギ』のイムジン河も、メロディは聞いたことがあったけど、朝鮮半島の南北分裂を歌った歌だと知って、へーと思ったもんでした。
映画はすごく良かったのですが、曲も改めてじっくり聞いて、いい曲だなあと思いました。
加藤和彦の、あの独特の雰囲気が好きでした。
柔らかいというか、薄いというか、優しいというか。
いい感じで力が入ってない人だと思ってたけど、見た雰囲気と、実際は違うんだなあと、自殺のニュースを聞いて思ってたりします。
今日はなんとなくこの曲を口ずさんでたりしてしまいます。