貝塚クラブ 鬼マネの日記

貝塚クラブは千葉市若葉区のママさんバレーのチームです。 鬼マネは貝塚クラブに入部してもう25年くらい経ちまして、いつの間にかチーム最古参になっておりました。 ブログにはバレー以外に、鬼マネの日々のことや、千葉市の情報など、色んなことをツラツラ書いております。

家庭婦人連盟所属。

千葉市(1ブロック)のチームです。

ブログにはバレー以外に、千葉市の情報など、色んなことをツラツラ書いております。


四日間の奇蹟/朝倉卓弥


都内へ出るのに都賀からだと片道小一時間。
往復の道のりで、文庫本1冊読み終わるか終わらないかって速さで読書してしまう鬼マネ。
あんまり薄い本で、文章が簡潔だと帰り道の途中で読み終わってしまいます。
これがツライ。(笑)
この気持ち、活字中毒気味な人にはご理解頂けるかと思います。
ってことで、本を買うときはそれなりの厚さがあるものをチョイスいたします。
その基準で選んだのがこの本。


四日間の奇蹟 (宝島社文庫)

四日間の奇蹟 (宝島社文庫)


あとでわかったのですが、これ、すでに映画化されておりました。


四日間の奇蹟 [DVD]

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落雷事故で人が入れ替わってしまうというファンタジーなお話し。
でも非現実的なことを、でももしかしたらこういうことも起きるかもしれないと、読んでると思っちゃうんです。
ミラクルもミラクル、超ミラクルな出来事なのに、なんとなく全体的に力が抜けてるせいか「ありえねー!」とは思わずに読めちゃいました。
エリート街道まっしぐらだったのに、不慮の事故でピアニスト生命を絶たれてしまい、その現実をどっかで未だに引きずっている主人公。
他にも現実を受け入れられないでいる登場人物だらけなのに、文章からは『受け入れることで始まる何か』みたいなものを感じました。
作者がそういう人なのかもしれないなーと思います。
内に何かを抱えている人とは、明らかに違う何かがあるんですね。
大きさって言うのかなあ。
やさしさとも言うかも。
開き直り感みたいなもの、ある気がしました。
あたたかい気持ちになれる一冊です。