貝塚クラブ 鬼マネの日記

貝塚クラブは千葉市若葉区のママさんバレーのチームです。 鬼マネは貝塚クラブに入部してもう25年くらい経ちまして、いつの間にかチーム最古参になっておりました。 ブログにはバレー以外に、鬼マネの日々のことや、千葉市の情報など、色んなことをツラツラ書いております。

家庭婦人連盟所属。

千葉市(1ブロック)のチームです。

ブログにはバレー以外に、千葉市の情報など、色んなことをツラツラ書いております。


 ローソンカップを前に思ふこと


あさって(5日)はローソンカップです。
その大会を最後に、黄泉とよっしーさんが貝塚クラブを卒部します。
今まで何人かのファイナルを見てきましたが、選手として送り出すのは初めてに近いです。
今まではベンチからマネとして精一杯サポートすることで、ファイナルを飾ってあげて参りました。(飾れたってほどの結果を残せたことはないですけど。)
でも今回はちと趣きが違うし、気持ちも少し違うみたいです。


ママさんバレーのチームでバレーをやるってことは、決して簡単なことじゃないです。
大会は平日の昼間、練習は平日の夜。
仕事を持っている人であれば、平日は仕事を休んで大会に参加することになるし、練習はダンナさんをはじめ、家族の理解と協力があってこそです。
みんなそれぞれに色んな事情があって、大会の日と重なってしまうことは少なくないです。
それを、なんとか都合をつけて参加してくれてるし、鬼マネ自身も何度もヤバイバーな状況になって、なんとか切り抜けたってことはありました。
そこまでして、と普通は思うでしょうし、周りからそう言われて考えちゃったことありって人は多いと思います。
それでも。
自分がいなければ・・・って思うから、なんとかしてくれるし、鬼マネもなんとかします。
好きだってだけでは絶対に続けられないと思います。


じゃあ、なんでそこまでしてもやるのよ?って。
これ、鬼マネも自分の中で答えは出せてないです。
自分が出ないとチームが棄権になってしまうって義務感だけなら、マネなのに都合付けたりしなかったし、大会ごと、練習ごと、休まずに参加したりはしなかったし、できなかったです。
選手かマネかに関わらずですけど。
バレーやりたいから。
勝ちたいから。
そしてやっぱり好きだから。
色々考えても、結局はこれだけでやってるみたいです。


でも全員が同じ気持ちで、同じ熱さなのか?って言ったらそうじゃないと思うし、チームのみんなに鬼マネと同じだけの気持ちを持って欲しいとも思いません。
みんなひとりひとりが、分量は違っても、やりたい、行きたい、って思ってくれて、それで集まって、続けてくれて、それでOKなんだろうなと思ってます。
毎週1回2時間、みんなでバレーという1個のものやって、また次の日からそれぞれが日々の生活に頑張れて、それでいいと思うんです。


でも。
身体を動かすだけなら、スポーツジム行ったり、走ったり歩いたりすればいい。
それをわざわざ団体競技のバレーをやるってことは、ひとりじゃないから楽しいって、そう思ってるからなんだと思うんです。
鬼マネもひとりでやるスポーツはニガテだったりします。
チームだから楽しい。
自分ひとりじゃないから楽しい。
で、その団体競技を楽しむためには1人でやるのとは違った色んなことがもれなくくっついてくるってこともわかってるし、これはチームで足並みがそろわなくなってきた時にみんなにも言ったりします。
これは忘れてはいけないことだと思うし、わかって覚悟しといてもらわないと困るものだったりします。
その分、バレーを楽しむ以外にあるちょっとめんどくさいことを引き受けたり、練習と大会以外のチーム単位の時間を極力持たないことでカバーしてるつもりなので、みんなもできることは率先してやってくれます。


でも、今回の黄泉とよっしーさんのファイナルだけは、みんなに少しだけいつもより熱くなってほしいと思って、それも伝えてますです。
みんなに、っていうのは、団体競技ゆえ。
鬼マネだけがいいファイナルにしてあげたいと思っても、ひとりではどうにもならないです。
それに、黄泉とよっしーさんのファイナルだからってだけじゃなくて、ファイナルという大義名分があるからこそ、団結できるいい理由になるとも思うんです。
人数はギリギリだし、またもや万全の状態ではないらしいし、ふたりが抜けた後のチーム作りもまたもや白紙で、このままいけばその先の大会は棄権になるという大ピンチだったりします。
せっかくここまでできてきたのに、また・・・という不安や落胆も正直言ってチーム内にありました。
それでも、その時その時のメンバーでベストを尽くすっていうのが、ママさんバレーなんだと思うんです。
いつ仕事が休めずにメンバーが揃わないとも限らないし、当日誰かが急に休むとも限らない。
そのたびに「今回はこうだったからダメだった。」とチームの中で言い訳してても、そんなの毎回で、それでも上位にいけてるチームもあると思うんですね。
ピンチも乗り越えて結果を残していけるのが本当に強いチームなんだと思います。
鬼マネは、貝塚がそういうチームになっていくことも夢のひとつ。
どんな状況でもいちいちうろたえたりしないで、「じゃあこうやっていこうかね?」みたいな引き出しがいっぱいあるチームっていうのかな、そんなチームになること、それが目標です。


ファイナルを選手で参加する以上、結果はどうあれ、1試合1試合を大事に、んで、めいっぱい精一杯頑張って、とにかくいい試合をすること。
それがローソンカップに向けて思ふことでございます。


それにね、黄泉への気持ちって言いましょうか。
ほんとに気持ちの弱い選手だった黄泉が、時には凹ませたり、泣かせたりして、それでもいっつも文句も言わず、キレもせず、ここまでなるほどに頑張っちゃってくれたんですよ。
まあ、ときどき素っ頓狂ではありましたけど、それも黄泉味って感じで、いつもチームを和ませてくれたし、今年になって引越しが決って、結局最後まで引っ張っちゃって、無理きいてもらってたんでね。


黄泉から引越しのこと言われた時に、黄泉は社交辞令のつもりだったんでしょう、鬼マネに言ったんです。
「私がいなくなっても大丈夫でしょうし。」
鬼マネは迷ったけど言いました。
「黄泉、その言葉を馬女キャプテンには言うんじゃないよ。私もそう思ってないし、今はチームの誰一人、そうは思わないはずだ。
あんたがエースに成長してくれたことを一番喜んでるのは馬女キャプテンだし、そんな言葉は言っちゃだめだ。」
少し前の黄泉なら鬼マネの言ってることがすぐには理解できなかったかもしれないです。
でも黄泉自身、エースだという自覚もあったんでしょう、「わかりました。」そう言ってました。
そのひと言がね、鬼マネはほんとに嬉しかったんです。
私なんてダメダメですぅ〜といっつも引き気味だった黄泉が、ちゃんとエースの自覚持ってくれたんだな、ここまでキャプテンも育てたんだなって。
ふたりの間の信頼関係みたいなのをちょっと感じて、それがねえ、嬉しかったんですよ。
だからこそ、ファイナル、黄泉のためにもきっちり決めたいんですね。
それに、黄泉は鬼マネが貼ったビラ見て入部してきた部員だっていうのもありますしね。(笑)


よっしーさんはすでに引越し完了してまして、それでもパパとふたりで練習に通ってくれてます。
一番チームに入って日が浅い部員なのに、チームへの貢献度はメチャ高く、毎回練習ではパパをコキ使ってきました。
まだまだこれからもずっとと思ってましたので、すごく残念だったんです。
でもよっしーさんは同じ1ブロック内。
新しいチームでも頑張ってバレーやるでしょうし、元部員との対戦ってこともありですから、それはすっごく楽しみなんです。
試合で狙ったりしてね。(笑)
貝塚出身の輪が広がっていくっていうのも、これまたスゲー夢だったりします。


なんかね、勝たなきゃ!っていうプレッシャーはいつもより少なくて、それよりいつも以上にワクワクしてるというか、楽しみでならないです。
とにかくいい試合をしたい。
このメンバーでできる最後なんだって、ずっと頭に置いて試合してみようと思ってます。
イメージ、イメージ。
うーん、楽しみ♪(笑)