貝塚クラブ 鬼マネの日記

貝塚クラブは千葉市若葉区のママさんバレーのチームです。 鬼マネは貝塚クラブに入部してもう25年くらい経ちまして、いつの間にかチーム最古参になっておりました。 ブログにはバレー以外に、鬼マネの日々のことや、千葉市の情報など、色んなことをツラツラ書いております。

家庭婦人連盟所属。

千葉市(1ブロック)のチームです。

ブログにはバレー以外に、千葉市の情報など、色んなことをツラツラ書いております。


 ばなな、ばなな。


ばななのお骨には『バナナ』とカタカナで書かれてありまして。
どうでもいいようですけど、ばななの名前はひらがなであります。


鬼マネの実家は小さいながらもいわゆる本家というやつで、ってまあ鬼父が長男だからってだけなんですけど、だから仏壇がございます。
なので、鬼マネもみっちーと小鬼も、小さい頃から仏様とのお付き合いはあるわけで、『お線香をあげる』とか『手を合わせる』とかいうこともさして抵抗なくできるわけです。
墓参りだったか、法事だったかの席で、小鬼は坊さんに質問しておりました。
「なんで水とお線香なんだ?」
それが仏様に必要なもので、お線香の煙がごちそうなんだとか、そんなことを回答としてもらってたみたいです。
朝起きるとばななの前のお水を替えて、お線香をあげるという作業が、鬼マネ家の日常に組み込まれつつあります。


ばななは鬼マネに何を残そうとしたんだろう。
なんでこんな考え方をするかというと、実家で飼ってた犬が亡くなったときに、そういうことを聞いたか考えたかしたからみたいです。
実家で飼ってたボンは、亡くなってすぐ後、鬼マネをずっと会いたかった人に会わせてくれたです。
ほんとにボンが会わせてくれたのかどうかはわかりません。
でも、あの時は「ボンの仕業だ。」と本気で思えたんです。
それはボンがまだ生きてた頃、そうだな、ちょうど今のみっちーと同じ年頃のころ、鬼マネには大好きな人が居たんです。
その人への想いを、散歩の道中、何度もボンに話して聞いてもらってたのですわ。
モノいわぬ犬ではありましたが、ボンは「聞いてるよー。」と言わんばかりに、毎度毎度少し迷惑そうな顔して、鬼マネがブツブツ言うのを聞いてくれてたものでした。
ボンが亡くなってすぐ後、偶然その人に会えました。
想いを話して聞かせてから、何年も経ってたけど、忘れてなかったんだ、と、そう思ったわけです。


ではばななは何を残すんでしょう。
何を考えてたんでしょう。
いつもばななのことはわかってると思ってたのに、なんで死ぬことがわからなかったんだろう。
命に代えても鬼マネに伝えたかったことがあるとしたら、それはなんだろう。


仕事から帰ってトイレに飛び込むと、決ってばななは狭いトイレにやってきて、鬼マネのひざに前足をかけて、しっぽをドアにガンガンぶつけて、甘えてきてました。
その足の重さが、でかさが、なんとも忘れられません。
頭をなでた時の感触も、なんとも忘れられません。


でも鬼マネの日常は繰り返されていきます。
寝るし、おなかすくし、仕事はしないとならないし。
ばなな、ばなな。
そればかりです。